
短波か中波か? 繊維に最適なIRランプの選び方
繊維乾燥ラインを設置する際、いずれ短波ランプを使うか、中波ランプを使うかという選択に直面します。
実際には、その繊維がどのようにして熱を吸収するかによって決まります。どちらのランプも高純度の石英ガラスを使用しています。これは、温度が急上昇した時に管が破損するのを防ぐためです。しかし、フィラメントの内部で起こっていることは全く別の話です。
浸透力について話しましょう。
短波ランプはまるで強力なエネルギー源のようです。繊維に強く熱を与え、そのエネルギーを繊維の奥深くまで伝えます。厚手の素材を扱ったり、ラインの速度が非常に速く、迅速かつ強力な熱処理が必要な場合には、短波ランプが最適です。
中波ランプはもっと控えめな作用をします。温度は低いですが、水や多くの合成色素と同じ周波数で振動します。ですから、表面の水分を除去したり、特定のコーティングを固めたいだけで、他の部分の繊維を傷めたくない場合には、中波ランプが適しています。
5,000時間という寿命目標
これらのランプの寿命は5,000時間を目指しています。それを実現するために、ハロゲンサイクルを利用しています。これにより、タングステンフィラメントが蒸発して石英ガラスの内部が汚れるのを防ぎます。もし石英ガラスの内壁が黒くなったり曇ったりしたら、熱出力が低下します。
注意点(エンジニアリング上の妥協点)
高ワット数の石英ランプは非常に強力ですが、単純に接続して放置しておくだけではいけません。まず、反射器を確認しましょう。エネルギーを繊維に戻すためには、反射器は磨かれたアルミニウム製でなければなりません。もし反射器が汚れていたり傷ついていたりすると、30%ものエネルギーが無駄になってしまいます。
また、短波ランプについても注意が必要です。短波ランプは敏感なので、適切な距離を保つ必要があります。少し近すぎると繊維が焼けてしまいますし、遠すぎると熱が十分に伝わりません。素材に合わせて波長を選ぶことが大切です。速さと深さが必要な場合は短波を、表面を優しく丁寧に処理したい場合は中波を使いましょう。